
合成によって香料をゲル(ゼリー・ジェル)状にしたものがゲルタイプの車芳香剤です。
直径5ミリ程度の小さいつぶつぶ形状の製品もあり、扱いにくい液体タイプの欠点を克服しているのが特徴です。通常の使用では容器からこぼれる心配はほとんど無く、振動や制動に気を付ける必要がありません。液体タイプほどではありませんが香り立ちもしっかりしており、夏場の高温になった車内でも激しい揮発はおきません。
また、ゲルタイプはその性質が消臭剤に向いているため、消臭成分を配合した製品が多数発売されています。1つで消臭と芳香という2つの役割が期待でき、車内に多くの物を積み込みたくない時や、取り替える手間を簡略化したい場合には大きなメリットと言えます。
内容量を確保するために容器が大きくなっていますが、遊び心あふれる工夫を凝らしている製品が多く、インテリア性は問題ありません。
まるで良いとこ取りをしたようなゲルタイプのデメリットは、裏を返せば中途半端な性質を持っているということです。
ゲル化剤の性能は年々向上していますが、このゲル化剤を配合するために香料含有率はさほど高くできないというジレンマを抱えてます。このため香り立ちは液体タイプに劣り、持続性でも固形タイプにはかないません。経過によってゲル自体の容積が減ると、徐々に香りが弱まっていくのも大きな欠点と言えます。ゲルの減少にあわせて開封量を調節できるようになっている製品が多く、こまめな手間がかかる場合があります。
こぼれる心配が無いとはいえ、ダッシュボードのようにある程度平らな置き場所に限られてしまうのも欠点と言えます。
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